
「今日は雨だから内見やめておこうかな」と思ったことはありませんか?
実は、雨の日ほど物件の“本当の住みやすさ”を見抜ける絶好のチャンスなんです。
普段の晴れた日では気づかないような、建物のコンディションや周辺環境の弱点が浮き彫りになります。たとえば、雨の日にしか分からない排水の状態、湿気のこもりやすさ、音の反響などは、入居後の快適さに直結するポイント。
この記事では、不動産営業の現場で実際によく見る「雨の日内見でチェックしておきたいポイント」を詳しく解説します。
① ベランダや共用部分の排水状態をチェック
まず見てほしいのが、ベランダや共用部の“水はけ”の状態です。
雨が降ったあと、ベランダの隅に水がたまっていたり、排水溝の周囲が汚れていたりしませんか?
排水が悪いまま放置されていると、湿気がこもってカビやコケの原因になったり、虫の発生につながることもあります。また、共用廊下や階段などが滑りやすい素材の場合、雨の日の転倒リスクにも注意が必要です。
エントランスから部屋までの動線がどのようになっているか、傘を持って歩いた時の動きやすさもチェックしておくと、実際の生活をイメージしやすくなります。
② 室内の“湿気のこもり方”を感じ取る
雨の日の内見でしか分からないのが、室内の湿気具合や通気性です。
部屋に入った瞬間に空気が重く感じる場合や、カビっぽいにおいがする場合は要注意。
換気扇がうまく機能していない、もしくは風通しの悪い間取りの可能性があります。また、壁紙の一部が浮いていたり、クローゼット内が少ししっとりしている場合も湿気のサイン。
特に1階の部屋や角部屋は外気の影響を受けやすいので、雨の日にどの程度の湿気を感じるかを体感しておくことが大切です。
「この部屋は空気がこもる感じがする」と思ったら、通気ルート(窓の位置や数)を一緒に確認してみましょう。
③ 周辺道路や駐車場の水はけも要チェック
室内だけでなく、建物の周囲にも注目してみてください。
雨の日は、道路の傾斜や排水の状態がはっきり分かります。
例えば、建物の前に大きな水たまりができていたり、駐車場に雨水が溜まりやすい場所があると、
「この立地は排水が悪い」という判断ができます。こうした環境は、日常的な暮らしの中で意外とストレスになるもの。
雨が強い日に靴が濡れやすい道を毎日通る…となると、通勤・通学のモチベーションにも影響します。
また、自転車やバイクを使う方は、駐輪場の屋根の広さ・水はけ・足元の状態まで見ておくのがおすすめです。
④ ベランダの屋根や洗濯動線をイメージする
雨の日の生活で意外と困るのが、洗濯物の動線です。
ベランダにどの程度屋根がかかっているのか、風向きによって雨が吹き込みそうかどうかをチェックしてみましょう。
屋根の長さが短いと、小雨でも洗濯物が濡れてしまうことがあります。また、室内干し用の設備(ホスクリーン・浴室乾燥機など)があるかどうかも重要なポイント。
特にこれからの季節は天候が変わりやすく、乾燥時間が長くなりがちです。
「この部屋なら雨の日でもストレスなく洗濯できそう」と思える動線が確保されているかを、
実際の間取りとあわせて確認してみてください。
⑤ 玄関・窓まわりの防水性をチェック
最後に見ておきたいのが、玄関ドアや窓まわりの防水性。
サッシの隙間から水が入り込んでいないか、カーテンレール付近に結露跡がないかをチェックしましょう。
築年数が経っている物件でも、きちんとメンテナンスされていれば安心して住めます。特に玄関ドアの下部や、窓のゴムパッキンが劣化していると、雨風が入り込みやすくなります。
これらは入居前に管理会社が修繕対応できるケースもあるので、気になる部分があれば営業担当に相談してみるのがおすすめです。
まとめ
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