賃貸と購入のメリット・デメリットについて

初期費用が家を購入する際に掛かる費用が安く借りられます。敷金・礼金・仲介手数料など、購入に比べて少額で済みます。柔軟性も高く、引っ越しや住み替えが容易で、ライフスタイルや仕事の都合に合わせやすいです。修繕負担も少なく一般的に建物の修繕や設備の修理、管理は大家や管理会社が行ってくれます。大きな資金を一度に投入せずに済むため、他の投資や貯蓄に回せます。

家賃を支払い続けても所有権は得られず、長期間住むと総支払額は購入より高くなる場合があります。壁の色や間取りの変更などはオーナー様に許可が必要になり、基本は自由に変更が不可となります。場合によっては取り壊しなどでお引越しを考えていない方であっても退去しないといけない場合がございます。騒音問題やペットの飼育禁止など条件が各マンションで設定されておりますので希望のお部屋が無かったりします。

頭金や諸費用、ローンの手数料など多額の資金が必要で引っ越しや住み替えが賃貸に比べて高くなってしまいます。修繕や維持管理にかかる費用は自己負担となり、継続的にかかってしまいます。ライフスタイルの変化や環境を変えることができないので長期定期にお住まいされる方にはお勧めです。

賃貸の審査ですが、主に3点ほど審査の基準としております。まず1点目・・・契約者様の信用情報、2点目・・・収入と勤務状況、3点目・・・保証人様の有無が主に基準となります。契約者様の信用情報ですがクレジットカードや延滞履歴、過去に支払い延滞等が無いかが審査で見られてしまいます。次に、収入に似合った家賃の支払い能力が無ければ審査が落ちてしまいます。審査通過する基準として月収の3分の1が家賃と言われております。審査は基本2人入居であっても同世帯でなければ契約者のみの年収での審査となります。保証人様の有無ですが、保証人様がいない場合審査が通過しないなどはございません。保証人様不要でも審査は可能ですが、保証人様が必須のお部屋はご契約ができない為、選択肢が少なくなってしまうのがデメリットになります。

ローン審査も賃貸の審査とは少し違ってきます。賃貸の審査と同様にみられてしまう内容としては支払いに対しての「遅延や延滞がないか」「信用情報に傷がないか」これらは見られてしまいます。違いとしては、安定した収入があり、返済負担率（年収に対する年間返済額の割合）が適切であることが求められます。一般的には、年収の25%〜35%以内に抑えることが望ましいとされています。また、他の借入金（自動車ローン、教育ローンなど）が多いと、返済能力に疑問が持たれてしまいます。それに伴い、頭金として自己資金を多く用意している場合、信用度が高まります。一般的には物件価格の10%〜20%以上の自己資金が望ましいとされております。