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こんにちは。本日は主に大阪市内を走る計8路線ある大阪メトロを解説いたします。「職場が○○駅だけどどの沿線から乗り入れれるのだろう」「○○線が希望だけどもっと自分にあった沿線はないのかな」「職場は○○沿線だけどプライベートで○○沿線をよく使うし、両方とも使える便利な駅はないのかな」など数多くご質問いただきます。各沿線の特徴も含めてご説明いたしますのでご自身のお部屋探しに是非お役立てください。今まで検討していなかった沿線や馴染みがない沿線も、もしかしたらご自身に合う沿線が見つかるかもしれません。今後の大阪暮らしにお役立ていただければと思います。
御堂筋線～大阪の大動脈～
大阪市内の主要駅である「新大阪駅」「梅田駅」「心斎橋駅」「なんば駅」「天王寺駅」を唯一結んでいる大阪市内の交通における最重要路線です。大阪市内の大阪メトロで利用者数一を誇ります。全長は約24.5㎞で北は「江坂駅」（吹田市）、南は「なかもず駅」（堺市）で20駅ございます。路線カラーは赤色。
大阪メトロ以外の私鉄では、関西大手私鉄5社全社の路線と繋がっており、「西中島南方駅」で阪急線、「梅田駅」で阪急線・阪神線、「淀屋橋駅」で京阪線、「なんば」駅で南海線・近鉄線・阪神線、「動物園前駅」で南海線、「天王寺駅」で近鉄線、「なかもず駅」で南海線と繋がっております。
メリット
前述通り、大手私鉄路線とも繋がっており乗り換え一回でも各方面へアクセスが可能です。御堂筋線一本で大阪府の主要駅全てへアクセス可能な唯一の路線で、「新大阪駅」では新幹線も使用可能です。大阪一のターミナル駅である「梅田駅」、大阪の代表的な商業・観光スポットの一つ「心斎橋駅」、非常に重要な繁華街の「なんば駅」、歴史と文化が豊かな主要な都市中心地「天王寺駅」が主な御堂筋線の駅になります。また、起点駅と終点駅がそれぞれ大阪市外となっており、大阪市外へのアクセスも可能な路線です。
また、2024年（令和6年）には北大阪急行電鉄が延伸され「箕面萱野駅」（箕面市）までもアクセス可能になり、これで北大阪急行の終点「箕面萱野駅」まで乗り換えなしでの移動が可能になりました。
デメリット
大阪の大動脈ということもあり利用者数がかなり多く、通勤時間帯や退勤時間帯、週末などを中心に電車内の混雑はもちろん駅周辺の混雑がございます。先程の主要な駅に関しては商業施設や繁華街が集中していることもあり満員電車になることもございまして、ゆっくり電車に乗りたい方にとっては苦痛に感じるかもしれません。また、便利な路線の反面、家賃相場も高くなる傾向にあり今後も家賃相場の上昇が予想されます。
谷町線～大阪の文教地区を走る～
官庁や寺院の多い谷町筋の地下を主に走っている路線で、天王寺区及び阿倍野区の文教地区を通ることもあり、一日の平均輸送人員は約50万人を誇り、大阪メトロ沿線では御堂筋線に次いで二番目に多い路線です。全長は約28.1㎞で北は「大日駅」（守口市）、南は「八尾南駅」（八尾市）で26駅ございます。路線カラーは紫色。
大阪メトロ以外の私鉄では、「大日駅」で大阪モノレール線、「天神橋筋六丁目駅」で阪急線、「東梅田駅」でJR線・阪急線・阪神線、「南森町駅」でJR線、「天満橋駅」で京阪線、「谷町九丁目駅」で阪急線、「阿倍野駅」で阪堺線と繋がっております。
メリット
御堂筋線と同様に起点駅と終点駅がそれぞれ大阪市外となっており、大阪市外へのアクセスも可能な路線です。また、大阪メトロで最も長い路線で商店街や寺社仏閣が多い地域を通るのが特徴です。飛鳥時代に聖徳太子によって創建された、日本最初の官寺である「四天王寺」の最寄りに「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」があり大阪の歴史を感じられる街へのアクセスが可能で観光地にもなっております。
デメリット
駅間の距離が長く、主要な乗換駅が少ないことが挙げられ、他の路線への移動に時間がかかったり、複数回乗換が必要になったりする場合があります。また、一部区間では地上区間が存在し、地下鉄ならではの利便性が損なわれているところもデメリットとして挙げられます。
中央線～中心部を東西に貫く唯一の路線～
大阪メトロで唯一全ての路線へ乗り換え可能な路線です。2025年に開幕した大阪・万博会場へのアクセスも可能です。全長は約21.1㎞で西は「夢洲駅」（此花区）、東は「長田駅」（東大阪市）で15駅ございます。路線カラーは緑色。
メトロ以外の私鉄では、「弁天町駅」でJR線、「九条駅」で阪神線、「森ノ宮駅」でJR線、「高井田駅」でJR線と繋がっております。
メリット
何といっても計8路線ある大阪メトロ全ての路線へ乗り換えが可能で、大阪市内で移動が多い方や転勤で異動が多い方でも、この路線に住めばその都度お引越しを検討されなくても済むのが最大のポイントです。また、南北に走る路線ばかりの中、中央線に関しては東西に延びており、東西方面への移動がスムーズで、オフィス街である本町・堺筋本町への通勤に便利であることも挙げられます。観光地としては大阪万博会場や海遊館、大阪城公園などへのアクセスも可能です。
デメリット
東西に走る路線のため、梅田や難波といった主要エリアへのアクセスがやや不便で乗り換えが必要になります。また、オフィス街である中央区を走っているため、通勤時間帯は混雑する可能性があります。ビジネス街である本町周辺は、家賃が高くなる傾向があります。
四つ橋線～御堂筋線が大動脈なら、こちらは静脈～
御堂筋線が「大動脈」と言われているに対して四つ橋線は「静脈」という位置づけです。御堂筋線とほぼ並行して走っており、本町駅、なんば駅、大国町駅などで接続します。全長は約11.4㎞で北は「西梅田駅」（北区）、南は「住之江公園駅」（住之江区）で11駅ございます。路線カラーは青色。
大阪メトロ以外の私鉄では、「西梅田駅」でJR線・阪急線・阪神線、「肥後橋駅」で京阪線、「なんば駅」でJR線・近鉄線・南海線・阪神線と繋がっております。
メリット
「本町駅」「なんば駅」「大国町駅」では御堂筋線へと同名駅で、「西梅田駅」「四ツ橋駅」であれば徒歩圏内で御堂筋線の「梅田駅」「心斎橋駅」へ接続できるため、御堂筋線の混雑を避けて主要エリアへアクセスできます。御堂筋線とほぼ並行に走っているため御堂筋線の副路線としての役割を担っている路線になります。
デメリット
他の大阪メトロ路線と比較して私鉄路線との接続があまりなく、御堂筋線と比較して運行頻度や本数が少ないことが挙げられます。また、四つ橋線は、御堂筋線に比べて駅間距離が長い場合があり、移動時間がかかる可能性があります。
まとめ
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